ワビの共同創設者との独占インタビュー <日本語字幕は説明文参照>

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ブロックチェーン業界で注目の企業をよりよく知るために、テック・フロンティアの高山が自費で現地へ行き、創設者と直接インタビューをするシリーズ。(日本語字幕は表示可能)

ワビ(WaBi)で知られるアレックス氏とヤロスラブ氏が、有名コンサル会社を辞めてまで起業した経緯、彼らが解決しようとしている問題、そしてどうやって現在の解決策に至ったのかなど、とても刺激的な話を詳しく聞きました!

高山が全力で翻訳した日本語の字幕については、スマホの場合、画面右上にある3つの点をタップしてください。

★端末のデフォルト設定により字幕が見づらい場合は以下のリンクの手順を参照してください:
https://support.google.com/youtube/answer/100078?co=GENIE.Platform%3DiOS&hl=ja

※iPhoneの場合は、設定 → 一般 → アクセシビリティ → 字幕とキャプション → スタイルを「クラシック」に変更しないと字幕がすべて表示されません。

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二人とのインタビューを振り返る

安全性というのは、高ければいいのではなく、絶対に100%でなければならない。アレックスさんの言葉は、企業が生産する何百万、何千万個とある商品のうちの一つを手に取る消費者、そして何よりも、それを自分の赤ちゃんのために買っているお母さんの気持ちを代弁しているように感じました。仮に偽物の確率が0.0001%だとしても、100万個買われる粉ミルクのうち、偽物を飲まされるのは誰の赤ちゃんなのか?

それが自分の赤ちゃんかも知れないという状況は何がなんでも避けたいものです。

実は、皮肉にもアレックスさんとヤロスラブさんが会社の設立祝いにセブンイレブンで買ったサントリーのウィスキーが偽物で、翌日、二人とも激しい嘔吐に苦しんだそうです。アレックスさんは、仮にホログラムが偽造を防止できても、消費者が確認できなければ意味がないと言っていましたが、それはこのようなトラウマを通じて、信頼できる小売店やブランドでも偽物は紛れ込んでいるという実態を知っている消費者にとって、どれだけ買う瞬間の安心感が重要なのかを考えさせられました。彼らのラベルは、最先端技術によって担保されている安心のシンボルなのです。

はじめは数多くのベンチャーキャピタルに否定されながらも、自分たちのやるべきことを信じ続けて、そして形にした。しかも、その突破口は、企業から消費者に目を向けてからだったというのは、投資や提携を判断する企業側の担当者には、未だに消費者の声が十分に届いていないことを物語っていると思います。そう考えると、Walimaiは単なるブロックチェーン・プロジェクトではなく、たまたまブロックチェーンを活用している立派な小売業であり、アマゾンやウォルマートにはない明確な強みがある会社だと思いました。

現状の問題に対するアツい想いに加えて、二人の徹底的に考え抜かれたビジネスモデルと戦略は、話を聞いているだけで、安定的に利益が出るイメージがつきました。また、Walimaiのラベルが貼られているだけで、商品が1.2倍の価格で売れるというのは、未だにデフレの日本では想像もできないことで、それだけ消費者にとって深刻な問題を解決できている証拠です。

中国に自社商品を輸出する日本企業は多いですが、中国は偽物が多い国だから、ある一定量は現地で偽物が店頭に並べられても仕方がないと割り切るのではなく、ぜひWaimaiのようなベンチャー企業と組んで、海の向こうで、一つの商品を手に取る一人ひとりの消費者のために、100%の安心を届けてもらいたいと思います。

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