2020.09.03 2611View
首回りのハリやこりが気になって「集中が続かない」「ただ前を向いているだけでも首や肩が疲れる」と感じている方は多いのではないでしょうか。重い頭を支える首には、常に負担がかかります。そのため首回りの筋肉は、凝り固まりやすいのです。
でも簡単なストレッチでほぐすことで、不調の予防と改善が期待できますよ。この記事ではおすすめのストレッチと、ストレッチで得られる効果を紹介します。
首のハリやこりを解消するのに効果的なストレッチを3つ紹介します。自宅で簡単にできるので、記事を読みながら実践してみてくださいね。
首回しストレッチ
首回りの血行促進に役立つスタンダードなストレッチです。PC作業やスマホを見る合間に、定期的に取り入れてみてください。
1.首と肩の力を抜いてリラックスする 2.ゆっくり、大きく首を回す
3.反対の向きも同様に回す
筋肉や関節を痛めてしまう可能性があるので、勢いをつけずゆっくり行うことが大切です。
首ねじりストレッチ
普段あまり意識して行うことがないねじりの動作をすることにより、首をほぐす効果が期待できます。
1.背筋を伸ばし、おなかをへこませる 2.肩の力を抜いてリラックス。ゆっくり呼吸する 3.あごを左の鎖骨につけるように近づけ、しばらく維持
4.ゆっくり元に戻って反対側も同様に行う
首の後ろ側がしっかり伸びているのを感じましょう。首を動かすときは、肩が動かないように注意してくださいね。
あご上げストレッチ
首を横に曲げる動作よりも、上下に動かす動作がしにくいと感じている方におすすめ。首を動かすのに大切な、大後頭直筋と小後頭直筋を刺激できます。
1.仰向けになり、枕の上に頭を乗せる
2.目をつぶってあごを上げ、3秒ほど枕を押し込むように力を入れる
10回を1セットとし、1日3セット行います。朝起きたときや夜寝る前に行うと習慣化しやすいですよ。
首のストレッチを定期的に取り入れると、どんな効果が期待できるのでしょうか。
頭痛の改善・予防
頭痛の原因の一つとして挙げられるのが、頭や首、肩といった筋肉の緊張です。常に力を入れることで緊張した筋肉は、血行不良による酸素不足を招き、疲労物質をため込みます。このような筋緊張が続くと、頭痛に発展してしまうことがあるのです。首をしっかりほぐして血行を促せば、痛みの悪化を予防できます。
慢性疲労の改善・予防
首をほぐして血行を良くすると、筋緊張の悪循環がなくなり、慢性的な疲労の予防や改善につながります。血行不良には運動も効果的ですが、首回りを使う運動はあまりないので、ストレッチを取り入れてみましょう。
肩こりの症状を感じている方も、肩だけでなく首もほぐしていくと効果的なので試してみてくださいね。
作業に集中しやすくなる
特にデスクワークなどで同じ姿勢を取り続けていると、首のこりが気になって作業に集中できないことがあります。ストレッチで血行を促しこりをほぐすと、気になることがなくなり集中力も上がるでしょう。
女性は男性よりも首が細いため、長時間のデスクワークで疲労を感じやすい傾向があります。日頃からしっかりストレッチを行い、ケアしておくことが大切です。
普通に生活しているだけでも、首には常に負荷がかかっています。ただ首をグルグル回すだけでも効果的ですが、今回ご紹介したストレッチも取り入れてみてください。疲れをため込んでからではなく、毎日行うのがおすすめです。違和感を感じたら小まめに行って、首のハリやこりをしっかりほぐしていきましょう。
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